2010年5月23日日曜日

写真のカードダス化

















なんだろう、たまに何気なくパチッととった写真が
後から見ると妙にいい感じに見えたりする。マグレね。完全なる。
デジタルで撮り始めてから、結構こういうことが多くなった気がする。
逆に、シャッターを切るまでの気持ちの整理というか、
パチッとやってやるぞっていう気負いみたいなものを持たずにいくんで、
それだけどうでも良い写真も増えた。
とにかく貯まっていくし、撮った先から忘れていくし。
あんまり写真を見返すこともなくなった。

昔、カードダスって小学生のとき流行ってたんだけど、あの感覚に近くなってるのかな。
写真に作家性を求めなくなってきていて、
未だ見たことのない図像を手に入れて、コレクションして、しまっておくような。
無限カードダスだね。同じ写真を撮ることはありえないから。

ここまでの話は自分の写真に限っての嗜好ではあるんだけど、
デジタル時代の写真のあり方の話ってどこまでいってるんだろう?
よく「対峙感がない」とか「撮った先から削除して、選んで、公開する」みたいな、
「ダダ漏れ感」とかが話にのぼるような気がするけど、
本質的に変わったことってなんなんだろう。

誰か知らんかね? しばらく考えてみます。

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