2010年7月13日火曜日

今日の勧め:スラムダンク完全版 16巻

毎日1ポスト。

今日から、毎日ひとつずつ、誰でもいい、誰かに、
自分の気に入ったものを「オススメ」してみようと思う。
別に何かおせっかいな気を起こしているわけではなくて、
人に何かを勧めようとするときって、
けっこうその対象をシビアに、ドライに、見つめている気がするからだ。
そういう視点って、体験したあとにすごく必要。そう。
なので、自分のために、誰かに勧める。勧めるのは何でもいい。
モノ、コト、行動、視点、概念、姿勢。なんでもよし。
ということで、いざ。

●『スラムダンク 完全版』

人に何かを勧めたい、そう思ったときに最初に出てきちゃうのは、
やっぱりこれ。
「おいおい、そういうこと?!」って思った人は、正解。
いや、そういうこと。

だってしょうがない。僕にとっての、世に言う「青春時代」を、
この漫画は間違いなくがっちり掴んでしまっていたし、
ぼくの十代は、この漫画の余熱で支えられてたようなもんだ。

別に僕の中学も高校も全国にはほど遠い予選落ちチームだったし、
僕が6年間マックス真面目にバスケをしてたわけじゃぁ正直ない。
でもまぁ僕には僕なりに部活の思い出は結構ある、
っていうかほとんどそれしかない訳で、その根っこに
動かしようもなく陣取ってるのはやっぱりこの作品なんだ。

完全版で申し訳ない(本当のファンなら単行本だろ!って僕も思うんです。
だって章末のゆる一コマが見れないもんね) 
けど、16巻の綾南戦の66ページの、仙道のロールターン、
これを見ると僕は、小学校の頃の友人のR君を思い出す。
彼は病気で、若くして20代でこの世を去ってしまった。
だから、彼のロールターンを、僕はもう見ることはできない。
高校・大学ではほとんど会うことがなかったR君の、
社会人になってからその訃報を聞いたときは、
無力感と喪失感と、色んな初めての気持ちに襲われたのを覚えている。
僕が現実世界でバスケに出会ったのは、
このフィリピン人ハーフのR君とだった。



んーこっから長くなりそうだから、続きは明日!

0 件のコメント: