まだ早いかもしれないけれど。
東日本大震災があってから、
自分に何ができるのか、ずっと考えているけれど、
基本的に自分の、エディトリアルデザインという職能が、
こういう事態に対して、直接的な意味に於いては、
如何に無力かを思い知って気持ちが沈んでいく。
節電のポスターデザインを募集して、
ロイヤリティーフリーにして個々の張り出しを呼びかけたり、
映像を作って応援の意思を伝えていたり、
小さなことでも、自分の手の届く範囲で
できることをしている人は素晴らしいと思う。
でも、僕が、自分の職能を活かして、という意味で、
本当に役に立てるのは、
むしろこの危機的状況が沈静化した先にあるんじゃないだろうか、
と、ふと思った。
あっという間に津波で家を失い、家族を失い、あるいは友達を失った、
絶望的な状況にある被災地の方はもちろん、
この危機的状況を目の当たりにした、自分を含めた日本全体、
もっと言えば世界全体が、前のような元気を取り戻すには
時間がかかる。不可能な人もいるかもしれない。
そんな世の中になっても、
残された人たちには、まだこれからの人生がある。
その人生をいかに充実した、幸せなものにするか。
それは、この震災を忘れようというベクトルではなくて、
人が生きるという意味や、当たり前の生活のありがたさに気づいて、
より一日一日を大事に生きていく、その糧となるようなものづくりや、
クリエイティビティを担いたい。
そんな大それたことを思いながら、
まずはちっちゃなことから。ポチッと募金をしてみる。
http://justgiving.jp/c/2045?locale=en
普段見ている Fresh News Delivery の義援金サイト。
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